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2014年01月31日

東日本レインズ 13年中古マンション成約数 過去最高の3.6万件 10年間で1万件増

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)の調べによると、13年の首都圏における売買動向はマンション、戸建て共に成約件数が過去最高となった。マンションでは成約価格の上昇も顕著となっている。また、マンションと戸建て双方で新規登録件数が減少し、売り物件が不足している状況が浮き彫りとなった。

中古マンションの成約件数は3万6432件(前年比16.0%増)。初めて3万件台にのせた12年(3万3197件)から更に約5000件増加し、03年(2万6284件)との比較では約1万件増えている(グラフ)。東京都が1万7688件(同19.0%増)、神奈川県が9350件(同12.6%増)、埼玉県が4693件(同16.0%増)、千葉県が4701件(同12.5%増)で、全都県で増加した。

平均成約価格は2589万円(同3.5%上昇)で、1m2当たり単価(39.96万円、同4.7%上昇)と同様に3年ぶりに上昇した。また、成約物件を価格帯別に見ると、5000万円以上の物件の比率が8.3%(前年比1.2ポイント上昇)へと拡大。ほかの価格帯よりも伸び率が高く、需要拡大の勢いが強いことが分かる。地域別では、東京都が3162万円(同4.3%上昇)、神奈川県が2401万円(同1.4%上昇)、埼玉県が1672万円(同1.0%上昇)、千葉県が1723万円(同1.6%上昇)。全都県で上昇した。

このほか、成約物件の平均専有面積は64.79m2(同1.1%縮小)。平均築年数は19.27年(前年18.97年)となり、経年化が進んでいる。新規登録件数は16万3637件(同9.9%減)で4年ぶりに減少。すべての都県で前年を下回った。

一方、中古戸建ての成約件数は1万2245件(前年比6.9%増)。2年連続で前年を上回り、過去最高だった00年(1万2098件)を更新した。東京都が3538件(同6.2%増)、神奈川県が3645件(同6.0%増)、埼玉県が2544件(同8.3%増)、千葉県が2518件(同7.7%増)。全都県で前年を上回った。

平均成約価格は2921万円(同0.1%上昇)で、実質的にほぼ横ばい。平均土地面積は149.70m2(同1.4%拡大)、建物面積は105.46m2(同0.3%縮小)。平均築年数は20.16年(前年19.71年)で、初めて20年台となった。新規登録件数は6万4623件(前年比3.2%減)で3年ぶりに減少。全都県で前年を下回った。

(住宅新報Webより引用)

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