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2013年08月01日

都心Aクラスビル賃料 前期比3.9%の下落 4~6月・三幸エステート

三幸エステートは7月25日、ニッセイ基礎研究所と共同開発したオフィスマーケット指標「オフィスレント・インデックス」(4~6月)を発表した。東京都心部(都心5区主要オフィス街と周辺区オフィス集積地域)のAクラスビルの賃料指数を標準的な賃料単価で表した値は、1坪当たり2万6680円で、前期比3.9%の下落となった。同社によると、前期に記録した大幅な上昇に対する反動が要因とも考えられ、上昇トレンド自体に対する変化かどうかの判断は来期の結果を見極める必要があるという。

空室率は7.6%で、2期連続の改善となった。今年の新規供給は過半が第1四半期に集中しており、第2四半期はAクラスビルの新規供給がなかったことも影響した。

また、東京都心3区(千代田・中央・港)の大規模ビルの賃料も前期比2.6%の下落となった。Aクラスビル同様、前期の大幅上昇に対する調整の可能性があるという。

空室率は、前期比0.1ポイント低下の5.9%。12年第1四半期以来となる5%台まで改善した。ただ、需給バランスの改善ペースは遅い模様。

94年第1四半期を100とする都心3区の賃料指数は、「全体」が76で前期比変化なし。規模別に見ると、「大規模」は72(前期比マイナス2ポイント)、「大型」は70(同プラス1ポイント)、「中型以下」は80(同プラス2ポイント)で、全て小幅な変化にとどまった。

(住宅新報webより引用)

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