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2020年01月20日

機関投資家でオルタナティブ投資が増加傾向

(株)三井住友トラスト基礎研究所は17日、「不動産投資に関する調査2019年」をとりまとめた。年金基金、銀行、保険会社をはじめとする機関投資家等を対象に2019年10~11月にかけて調査を行なった。有効回答数は92(年金基金59、機関投資家33)。

オルタナティブ商品への投資の有無については、年金基金の83%(48基金)、機関投資家の94%(31社)が「投資実績あり」と回答。なお、年金基金の「実績あり」との回答は12年調査以降85%前後でほとんど変化がないが、機関投資家については13~15年調査の78%から90%前後に増加しており、オルタナティブ投資が着々と浸透している様子がうかがえる。

オルタナティブ投資を行なった理由については、トップが年金基金は「分散投資効果」(45件)、機関投資家は「安定的なインカムゲイン(分配金)の確保」(22件)に。

投資を実行した具体的なオルタナティブ商品については、年金基金・機関投資家の両方で「不動産」(年金36、機関投資家27)がトップに。年金基金では「ヘッジファンド」(36)も同数1位となった。

今後の不動産投資のスタンスについては、年金基金では「現状の不動産投資額を維持する予定」(32%)がトップに。機関投資家では「不動産投資を実行する/増やす予定」が58%で最多回答となった。

(不動産流通研究所より引用)

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