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2020年03月03日

お金持ちが不動産を物件ではなく街で選ぶ理由

◆ローンで家を買うには悪くないタイミング。でも資産価値の低下が怖い
タワーマンションや高級物件だけでなく、郊外のマンションも売れ残りが増えてきており、マンション市場に調整の兆しが見られます。

しかし現在は史上最低金利ということもあり、ローンを組んで家を買うには悪くないタイミング。でも資産価値の低下が怖い……。

そういう場面において、資産価値の下がりにくい家を買う一つの視点をご紹介します。

不動産購入とはそれ単体で価値を持つわけではなく、周辺の環境も一緒に買う行為です。どんなに高品質な物件でも、周辺の治安など環境が悪ければ、価値は下がります。

反対に、物件そのものは普通でも、「オシャレな街」にあれば、資産価値は保たれます。

そこで、自分が買おうとしているその街は、将来も発展していくのか、成熟して衰えにくいのか、それとも衰退していくのか、を想定しておくことが重要です。

こうした想定があれば、「将来、売るか貸すかするだろう」「将来は二束三文になってもいいや」という将来設計が固まり、判断軸が明確になります。そして「こんなはずじゃなかった」という事態を避けることができます。

発展する街なら、誰もが注目して移り住んできますから、住宅需要は増えます。そんな人たちを相手に商売をしようと、企業や商店が進出し、ますます利便性が高まります。自分は何もしなくても、自宅の価格は上昇していくのです。

衰退する街では、人は出て行き、商店は閉店・撤退し、空き室のマンションやビルが増える。すると街は不便になり、ますます人通りが少なくなり、さらに人気が衰えます。

こうした街にどんな高品質な物件を買ったとしても、地名や駅名を聞いた途端に敬遠されるようになります。

そこで、今よりも衰退しない、あるいは衰退するにしても非常に緩やかで、自分が生きている間くらいは有望だろう、という街を選べば、資産価値は保たれやすいといえます。

(マイナビニュースより引用)

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