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2013年12月03日

不動産投資の激化で区分所有の利回りが低下傾向

「楽待」を展開するファーストロジックがこのたび発表した、収益不動産投資物件で、区分所有マンションの表面利回りが今年(10月度)最低になったことが明らかになった。

同社サイトに新規で掲載された区分マンションの表面利回りは、前月比で0.31ポイント下落しており、今年最低の利回りになったという。また、問合せ物件の表面利回りも0.29ポイント下落している。価格でいえば、新規掲載物件は前月比で90万円下落、一方で問合せ物件は58万円上昇した。

また、築年数は新規掲載が23年5カ月、問い合わせが24年2カ月と、ともに上昇していた。

       表面利回り 物件価格  築年数
新規掲載物件 9.82%   1093万円  23年5カ月
問い合せ物件 11.91%   878万円  24年2カ月

要因として考えられるのは消費税、相続税がともに増税となるなど税制の変更で、収益物件の中でも手軽な区分所有が動いているということになる。

業界関係者によると、アベノミクス以降、区分投資においてセミナーの参加者が増加するなど、回数を増加させたりして対応に追われているという。投資家間での競争も激しくなっており、条件の良い物件を以前ほど獲得しにくくなっているという現状もある。実際に購入・制約にいたるのは、やはり相続対策という人が多いのだという。

一方で、新規掲載された一棟マンションの表面利回りが前月比で、0.31ポイント上昇、問合せ物件は0.07ポイント下落した。新規の物件価格は前月比で92万円下落、問合せの価格は750万円上昇した。

       表面利回り 物件価格  築年数
新規掲載物件 10.45%  6094万円  23年4カ月
問い合せ物件 12.29%  5077万円  24年5カ月

(YUCASEE MEDIAより引用)

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