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2015年11月07日
不動産ビッグデータでビジネス展開するスタイルアクトはこのほど、マンション購入検討者の定例意識調査を実施し、その結果を公表した。第31回となる今回の調査では、現在のマンション価格が「高い」と思っている人が68.5%となり、7月に実施した前回の調査時より5ポイント増加している。
また、価格を理由に購入を諦めた物件があった人に、「どのくらい価格が下がったら再検討するか」を聞いたところ、「15%以上下がったら」との回答が95.1%に達した。この数値は、前回より17.1ポイント増えており、購入検討者の値頃感とマンション価格水準との乖離(かいり)が進んでいると分析。
これにより、「買い時だと思う」の回答率から「買い時だと思わない」の回答率を差し引いて算出した値「マンション買い時DI」は、全体で-6.7ポイントというマイナス値となっている。
今後に関しては、1年後の価格が「上がる」との予想は75.2%と、依然高い水準を維持。ただし、「横ばい」や「下がる」との予想が7月調査時より増加しており、マンション価格の頭打ちを予想する人が出始めた。そのため、価格が高止まりしている今を売り時だと判断する人が69.5%と多くなっている。
同社は、今回の調査で「現在の価格を高いと感じる人がさらに増え消費者の値頃感との乖離が進んでいる」「買い時感が減少している」「価格が高止まりしている今が売り時と考えている」の3点が判明したと分析。売り手市場から買い手市場への転換期に入りつつあることが伺えるとしている。
同調査は、同社インターネットサイト「住まいサーフィン」の登録会員に対し、 直近3カ月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある人のみを対象とし、マンション購入に対するアンケートを実施したもの。
調査期間は10月6日~9日で、回収サンプル数は105件、調査地域は全国となっている。
(マイナビニュースより引用)