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2016年01月29日

不動産投資市場、3年連続で「良い」「やや良い」が約9割/ニッセイ基礎研究所調査

(株)ニッセイ基礎研究所は25日、第12回不動産市況アンケートの結果を発表した。1月7~15日にかけて不動産分野の実務家・専門家202名を対象にアンケート、111名から回答を得た。

不動産投資市場全体の現在の景況感について聞いたところ、「良い」(48.6%)、「やや良い」(39.6%)、「平常・普通」(9.0%)、「やや悪い」(2.7%)となった。「悪い」は0%。2013年度以降3年連続で「良い」または「やや良い」が約9割を占めた。

6ヵ月後の景況感については、「良くなる」または「やや良くなる」が過半数を占めた昨年までに対し、「良くなる」(5.4%)、「やや良くなる」(16.1%)となり、「変わらない」(54.5%)が過半数を占める結果に。悲観が楽観を上回ったのは08年以来初となり、楽観優位から楽観と悲観が交錯するものに一変した。

今後の価格上昇や市場拡大が期待でき、魅力的と思われる投資対象は、「ホテル」(82.9%)、「物流施設」(43.2%)、「ヘルスケア不動産(高齢者向け住宅、健康医療関連施設)」(40.5%)となった。期待を上回るペースの訪日来客数の増加に伴い、ホテル客室稼働率が過去最高水準で推移していることなどを受け、ホテルは一部の専門プレーヤーが扱うセクターであったが、最近では多くの企業でホテル投資担当部署の設置、強化が進んでいる。

また、JREIT市場の見通しとして、「2016年の東証REIT指数の年間騰落率の予想」を聞いたところ、「0~+15%」(67.6%)、「-15~0%」(24.3%)となった。年初から株価が大きく下落しているものの、プラスになるとの見方が多く、また上下15%以内の価格変動に収まるとする回答が9割以上となった。

(不動産流通研究所より引用)

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