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2016年08月25日
不動産投資サイト「楽待」を運営するファーストロジックはこのほど、同サイトを利用している不動産投資家を対象に意識調査(回答1102人)を実施し、その結果を投資歴「1年未満」と「1年以上」に分けて分析した。投資歴1年未満の人に不動産投資を始めるきっかけになった出来事を聞いたところ、約2割が「日銀のマイナス金利」と回答した。次いで「東京五輪開催の決定」(4.3%)、「アベノミクスによる景気回復」(5.6%)だった。なお、回答の半分以上を「その他」(19.8%)と「特にない」(46.5%)を占めていた。
また、不動産投資という手法を知ったきっかけについては、投資歴に関係なく「書籍」の回答が最も多く4割を超えた。書籍が投資家に与える影響が強いことが分かった。次に多い回答は「知人」「不動産ポータルサイト」「投資家のブログ」の順。比較すると、投資歴1年未満の人は、インターネットを通じて知った割合が1年以上の人よりもやや高い。
不動産投資の目的としては、これも投資歴に関係なく、最も多い回答が「資産拡大」で全体の3割を占めていた。更に、物件を探し始めた頃と現在の市況を比べて気になる点については、投資歴に関係なく約半数が「物件価格が上がった」と答え、価格上昇を実感している様子がうかがえる。そのほか「融資が受けやすくなった」「新規参入者(ライバル)が増えた」が投資歴を問わず2割前後を占めた。
同社によると、個人の不動産投資意欲は高まっており、同サイトの新規登録者数は現在7万人超で前年比35%増えているという。
(不動産流通研究所より引用)