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2019年10月03日

賃貸物件を「自主管理」するメリット・デメリット

物件購入後に考えなければならないのが「管理」についてです。
自分で管理をするのか、管理を業者に任せるのかを選択することになりますが余計な費用を掛けないように「自主管理」を検討している方も多いと思います。
しかし、自主管理は想像以上に大変な面もあり、メリット・デメリットを押さえることが大切です。


■自主管理のメリット

一般的に管理を業者に委託すると賃料の5%前後を管理手数料として支払うことになりますが、自身で管理を行うことによってこの費用を節約することができます。

例えばですが、1棟8室の木造アパートを所有していたとします。

1部屋6万円で管理手数料5%、1年間全部屋満室と仮定すると、

(6万円 × 8部屋 × 5%)× 12か月 = 28万8,000円
を管理手数料として支払うこととなります。

利益率が決して大きいとは言えない不動産投資において、年間でこれだけの費用を節約できる点はメリットです。

また、管理を自身で行うことにより集金から滞納の督促、クレーム対応など賃貸経営を行う上での現場のスキルを身に付けることができますので、一度自主管理を経験するのもおすすめです。

さらに入居者と直接やりとりをして、物件に足を運ぶ機会も多くなりますので建物の不具合や入居者の状況、なにか問題が起こっていないかといった点にも気づきやすくなります。


■自主管理のデメリット

管理を自分で行うため、費用は掛かりませんがその分管理に手間と時間が取られてしまうのが大きなデメリットです。

「水漏れが止まらないから早くなんとかして欲しい」、「真夏にエアコンが故障してしまった」といった突発的かつ急を要する連絡も珍しくありません。

しかし、サラリーマンなど別に本業がある方や、物件が遠方にある方などは迅速な対応が難しい場合も多くあります。

こういったクレームやトラブル等に24時間365日対応しなければならない上に、敷金の精算や滞納の督促などの神経を使う交渉事などもあり、肉体的にも精神的にも負担が掛かります。

また、対応するだけでも大変ですがこのようなクレームやトラブルを正確に処理できる知識やスキルがないと入居者の不満もたまり、より問題が大きくなってしまうなどトラブルや空室が増える結果となってしまうことがあります。


■自主管理をするなら少しずつ経験を積みましょう

管理費用が節約になるからといって、無理に自主管理を行い入居者の退去やトラブルを増やしてしまったら本末転倒です。

まずは区分マンション1戸や小規模な1棟アパートなどから徐々に自主管理の経験を積んでいくことが大切です。

(マネーの達人より引用)

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