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2020年05月01日
■日本の投資家249人による不動産投資戦略
シービーアールイー株式会社(以下「CBRE日本」)は、2020年4月24日、『CBRE投資家意識調査2020(CBRE Investor Intentions Survey 2020)』の結果レポートを発表した。
CBRE日本は、グローバルに事業用不動産サービスを展開しているCBREグループの日本法人。同調査は、2019年12月から2020年2月に実施されたものであり、レポートは日本の投資家249人による不動産投資戦略についてまとめたものとなっている。
■リスク許容度が前回より7ポイント上昇
同レポートでは、日本の投資家が「世界的な経済の見通し」「資産価格が割高と見られること」「国内経済の見通し」を2020年における三大脅威と考える点に注目。しかし同時に、「昨年より取得額が増加する」と答える投資家が全体の44%を占め、前年比で13ポイントの上昇を果たすなど、取得意欲は依然として旺盛である点も指摘している。
調査では、不動産投資を行う理由についても質問。結果は、「安定した収益」という回答が47%を占めて最多となった。しかし同時に、リスク許容度が「前年より相当高まる」「高まる」という回答も16%となり、前回より7ポイント上昇している。
■ハイリスク・ハイリターン志向の割合が増加
魅力的な投資戦略について訊ねると、「プライムまたはコア」という回答が29%で最多となった。次点には、26%の「コアプラス/優良なセカンダリー」がランクイン。しかし同時に、よりハイリスク・ハイリターンを志向する「バリューアッド」の割合が増加した点も、同レポートでは注目している。
魅力的なアセットタイプについては、「オフィス」という回答が38%でトップに立ったが、対前年比では12ポイントの減少も示した。一方「物流施設」は、回答率は34%だが対前年比は20ポイントの増加となっている。
(不動産投資ニュースより引用)