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2021年10月21日
アットホーム(株)は21日、同社の不動産情報ネットワークにおける「全国主要都市の『賃貸マンション・アパート』募集家賃動向」(2021年9月)を発表した。入居者が1ヵ月に支払う「賃料+管理費・共益費等」を「家賃」と定義して調査。調査対象は首都圏(東京23区、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県)、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の9エリア。
賃貸マンションの平均募集家賃の前年同月比上昇率トップは、30平方メートル以下(シングル向き)が「福岡市」(前年同月比3.3%上昇、平均家賃5万561円)、30~50平方メートル(カップル向き)が「千葉県」(同2.7%上昇、同7万7,290円)、50~70平方メートル(ファミリー向き)が「仙台市」(同1.7%上昇、同8万4,971円)、70平方メートル超(大型ファミリー向き)が「神奈川県」(同7.6%上昇、同19万3,600円)。
神奈川県・千葉県が全面積帯で前年同月を上回った。中でも神奈川県はシングル向き、千葉県はカップル向きが15年1月以降最高値を更新。一方、東京23区は3ヵ月連続して全面積帯で前年同月を下回った。
賃貸アパートの上昇率トップは、シングル向きが「福岡市」(同5.5%上昇、同4万26円)、カップル向きが「千葉県」(同2.7%上昇、同6万2,247円)、ファミリー向きが「大阪市」(同5.6%上昇、同10万5,835円)。
東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県、福岡市が全面積帯で前年同月を上回った。特にカップル向きの上昇が目立ち、3エリア(東京23区、千葉県、名古屋市)が過去最高値を更新した。
(不動産流通研究所より引用)