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2014年09月02日

マンションと高級車

地価上昇、下げ止まり、最近では企業業績の回復に伴う都心回帰やAクラスビルの賃料上昇など、不動産に関するポジティブな話題が多い。だが実は不動産は下がり続けることも、上がり続けることもなく、一定のレンジ(上げ下げの幅)の中で動いているのである。


■不動産投資市場は今が「買い」か?

この不動産ブームに乗り遅れまいと焦っている人も多いかと思うが、何も焦る必要はない。年々低くなってきた利回り、金利動向、賃料動向、不動産の需給バランス、等々、冷静な目でみると、不動産投資市場全体では、不動産も株と同じように今は一旦「利益確定売り」という判断も重要である。
今後の不動産投資はより一層の物件選別の目が必要となる。場合によっては、周りに踊らされず不動産投資は休憩し、しばらくの間不動産マーケットを静観する。ということもあっていいのではないかと思う。

株も不動産も買いたい人が多ければ価格は上昇し、買いたい人が少なくなれば価格は下落する。
今は、個人、法人、不動産会社、ファンドなど不動産を買いたい人が多く、金融機関も不動産に多くの資金を供給している。みんなが買っているから、銀行がお金を貸してくれるから「買い」という考えも間違ってはいないが、買いたい人がたくさんいるうちに、金融機関が資金を供給してくれているうちに「売る」これも投資の観点で考えると非常に重要である。世の中が熱いときほど冷静に一歩引いて考えてみよう。

では、住宅は今が買いどき?これも金利動向や需給関係と密接な関係をもっているが、住宅は極論「買いたいときが買いどき」である。
住宅価格が今後どうなるか、また借りるより買ったほうが得か、などいろんな要素があるにせよ、金利が高かろうと低かろうと、みんな実は買いたいときに買っているのだ。車を買うときと同じ。買いたいときに買いたい車を買う。そこには今後の自動車マーケットも自動車価格も関係ない。損か得かを考えれば車なんて買えない、経済合理性だけを考えれば特に都心部であればあるほど車をもって得することはない。車と住宅、特にマンションは性格が似ている。
その2つの違いは、動くか、動かないかだと思う。マンションは動かない高級車である。車は新車のときが一番高く、使用とともに年々減価し価格は下がっていく。説明するまでもなく至極あたりまえの理屈だ。マンション(建物)も車と一緒で年々減価する。
ただし、不動産という名のとおり、不動なので、立地というプレミアムがつき、価格が上昇することもある。これが唯一の違いではないだろうか。

マンションと車は「欲しいときが買いどき」と思うが如何だろうか。

(HOME'S不動産投資より引用)

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