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2014年02月27日
(一社)東京ビルヂング協会はこのほど、2014年1月期の「ビル経営動向調査」結果を発表した。同協会会員を対象に最新の賃料水準と空室率をアンケートした上で、景況感を聞いたもの。四半期ごとの調査で、今回は273社を対象に実施し、161社から回答を得た。回収率は59%。
東京23区の坪当たり賃料水準(共益費込み)は、上限が2万6,134円(前回調査比460円増)・下限が1万6,216円(同637円増)といずれも上昇。上限は3期連続、下限は5期連続の上昇となった。都心5区では、千代田区、新宿区で上限・下限とも大きく上昇した。
平均空室率は23区平均で6.5%(同0.3ポイント上昇)。都心5区では、千代田区4.9%(同1.2ポイント上昇)、港区7.6%(同0.5ポイント上昇)、新宿区8.0%(同0.7ポイント上昇)が改善し、中央区は7.3%(同0.7ポイント上昇)と上昇。渋谷区は2.4%(同0.1ポイント上昇)と、ほぼ横ばいという結果に。
3ヵ月前と現在とを比較した賃料水準景況感指数は、3.5(前回調査:2.8)、空室景況感は15.4(同:11.6)、3ヵ月後予測を比較した賃料水準景況感指数は7.6(同:8.6)、空室景況感指数は20.4(同:15.8)と、いずれもプラスを維持。空室景況感指数は4期連続の2ケタのプラスに。
(不動産流通研究所より引用)