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2013年06月07日

不動産投資マインドがリーマンショック前に接近

日本不動産研究所が28日発表した「不動産投資家調査」結果(今年4月1日調査、有効回答数216社)によると、今後1年間の不動産投資について「新規投資を積極的に行う」の回答が、前回調査(12年10月1日)から1ポイント減の88%と引き続き高い水準を維持している。「当面、新規投資を控える」の回答は、4ポイント減の4%。同研究所は「新規投資意欲は積極的でリーマン前の水準に近づきつつある」と分析する。

Aクラスのオフィスビルの期待利回りについて、東京の丸の内・大手町地区は4.3%(0.2ポイント減)となり、09年4月以来8期続いた水準から低下。名古屋の名駅周辺は6.3%(0.1ポイント減)、大阪の梅田、仙台、千葉、横浜、神戸で0.1ポイント低下した。フリーレント期間は東京で平均5.0カ月(前回5.5カ月)、大阪で同7.1カ月(7.4カ月)。半年後の予測では東京は「短くなる」が57%、次いで「現状維持」が43%。大阪は「現状維持」が82%、次いで「長くなる」が11%。

賃貸住宅1棟(ワンルームマンション)の期待利回りは、東京・城南地区が前回比0.1ポイント減の5.4%。大阪(6.4%)と名古屋(6.6%)も、前回から各々0.1ポイント低下。商業施設は都心型高級専門店の期待利回りで東京・銀座が4.5%、大阪が5.9%、名古屋が6.2%と各々0.1ポイント低下。東京の郊外型SCは6.5%で横ばい。物流施設・倉庫(マルチテナント型)の期待利回りは東京・江東で横ばいの5.8%となったほか、大阪が6.5%と0.2ポイント減、名古屋と福岡も0.1ポイント低下した。

(日刊不動産経済通信より引用)

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