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2014年06月27日

不動産運用益が最高に上期、REIT分配厚く

地価回復やオフィスビル市況の改善で、不動産投資の収益が拡大している。個人投資家などから資金を集めて投資信託の形で運用する不動産の利益は、2014年度上期に約1000億円と最高になりそうだ。運用好調で投信の保有者への分配金も増加。投資マネーを呼び込み、新しい物件の取得でさらに収益を伸ばす好循環になっている。

東証上場の不動産投資信託(REIT)の予想経常利益を集計した。賃貸料や物件売却などで収入を得るREITは通常、半年ごとに決算する。利益のほぼ全額を配分する仕組みで、増益になれば投資家が手にする分配金も同じだけ増える。

4~9月に決算し、業績予想がある40社(発表済みを含む)のうち、6割にあたる24社が増益を見込む。07年度から続けて比較できる27社の経常利益は995億円と13年度下期比で1%増える。

運用はテナントの動向に加え、物件取得にも左右される。昨年は、多くのREITが地価上昇に先んじてオフィスから物流施設まで幅広く手当てに動き、取得額は2兆円を超えて最高だった。

REIT全体の値動きを示す東証REIT指数は年初から4%高と堅調に推移。時価総額も約8兆3000億円で、三菱地所など大手不動産3社の合計(9兆円)に迫る規模になっている。

(日本経済新聞Webより引用)

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