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2014年11月01日
(株)東京カンテイは30日、2014年の首都圏投資用ワンルーム市場の調査・分析結果を発表した。
14年1~9月のワンルーム1戸当たり平均賃料は、新築8万5,446円(前年比2.7%上昇)、中古7万1,785円(同3.1%上昇)。1坪当たり平均賃料は新築1万1,733円(同0.9%上昇)、中古1万1,262円(同2.2%上昇)と、いずれも上昇傾向となり、新築・中古の賃料差は縮んだ。新築ワンルームの賃料は、05年に1坪当たり1万3,576円となって以降、下落傾向が続いていたが、近年の供給立地の都心集中や居住性向上によって下落傾向に歯止めがかかりつつある。中古については、戸当たり賃料が過去10年で最高となった。
利回りを見ると、新築4.03%(同0.04ポイント低下)、中古7.53%(同0.66ポイント低下)となった。平均賃料は上がっているものの、平均価格がそれを上回る上昇幅になっているため、いずれも過去10年で最低水準となっている。特に中古は、今年の平均価格の上昇率が12.0%と、賃料上昇率3.1%を大きく上回った。新築との利回り格差も3.50ポイントと縮小しており、価格上昇によって中古ワンルームのメリットである利回りが減殺されている状況にある。
(不動産流通研究所より引用)