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2014年11月05日

資本金1億円以上の法人、土地建物所有率は約6割/国交省調査

国土交通省は10月31日、平成25年の法人土地基本調査(速報集計)を公表した。国内に本所、本社また本店を有する国および地方公共団体を除く法人のうち、資本金が1億円以上の会社(約3万社)を対象に調査、速報した。調査基準日は2013年1月1日。

資本金1億円以上の法人のうち、土地を所有する法人は59.5%、建物を保有している法人は62.2%と、いずれも6割前後が所有していた。土地の所有率は、前回調査(08年)比で1.6ポイント増加。建物所有率は、1.3ポイント増加した。不動産業・物品賃貸業の土地所有率は72.8%、建物所有率は77.5%で、いずれも建設業、製造業についで多かった。

法人が所有している「宅地」などの土地件数は25万1,650件(前回調査比3.6%増)と下げ止まり。このうち、他社に貸し付けている土地の件数は、3万4,990件(同33.9%増)。また、所有する建物のうち、貸付目的で所有している件数は4万5,830件で、全体の31.8%。貸付目的での所有比率は、不動産業・物品賃貸業の88.1%が突出して高かった。

また、法人が13年中に購入した土地(5万5,890件)の所在地は、東京圏が35.5%(1万9,850件)、大阪圏13.9%(7,790件)、名古屋圏11.3%(6,320件)で、三大都市圏で6割を占めた。売却(7万8,230件)も東京圏が43.0%(3万3,670件)、大阪圏15.3%(1万1,960件)、名古屋圏9.8%(7,680件)で68.1%を占めている。

なお、同調査の確報は、15年秋ごろ公表予定。

(不動産流通研究所より引用)

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