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東京カンテイは、2014年10月度の「三大都市・主要都市におけるマンション賃料に関するデータ」を11月13日に発表した。
分析物件数は、首都圏：40011件、近畿圏：19624件、中部圏：3358件となっている。


■1都3県におけるマンション賃料が上昇している

三大都市圏および都府県における1㎡あたりのマンション賃料は以下のようになっている。

　　　　　　価格(円/㎡)　　前月比(%)
東京都　　　　3101　　　　　+0.6
神奈川県　　　2006　　　　　+0.2
埼玉県　　　　1631　　　　　+0.6
千葉県　　　　1543　　　　　+2.4　　　　　　
首都圏全体　　2602　　　　 +1.0
大阪府　　　　1948　　　　　-0.6
兵庫県　　　　1609　　　　　-3.0
近畿圏全体　　1798　　　　　-1.7
愛知県　　　　1548　　　　　-2.1
中部圏全体　　1525　　　　　-1.7

首都圏におけるマンション賃料は、2602円/㎡となり、4ヶ月ぶりに2600円台を回復する結果となった。1都３県では、東京都(前月比+0.6％)、神奈川県(前月比+0.2%)、埼玉県(前月比+0.6%)、千葉県(前月比+2.4%)と全ての地域において前月比がプラスとなっている。特に、前月比+2.4%となっている千葉県では、都心寄りに位置し賃料水準が高い市川市や舟橋市で事例数が多かったことが要因として挙げられる。
近畿圏、中部圏ではともにマンション賃料が下落の傾向にある。


■東京都のマンション賃料が最高値を更新

主要都市における１㎡あたりのマンション賃料は以下のようになっている。

　　　　　　　　価格(円/㎡)　　前月比
東京23区　　　　　3223　　　　+0.8
横浜市　　　　　 2118 -1.1
さいたま市　　　　1787　　　　+0.5
千葉市　　　　　　1466　　　　+1.5
大阪市　　　　　　2227　　　　＋2.7　　
神戸市　　　　　　1694　　　　-6.0
名古屋市　　　　　1666　　　　-1.5

東京23区におけるマンション賃料は前月比+0.8%、3223円/㎡となっており、2ヶ月連続の上昇となった。また、さいたま市と千葉市においても前月までの連続下落から一転してプラスとなっている。一方、横浜市では7月以降連続の下落となった。

賃料が上昇傾向にある東京都のマンション賃料に注目をしたい。
以下は東京都におけるマンション賃料の価格推移を表したものである。

東京都のマンション賃料は2013年以降、やや上昇傾向にあり、現在の賃料は3101円/㎡となっている。これは、過去三年間で最高値を更新したことになる。東京都の賃貸マンションに注目が集まっていることが窺える。
一方で、近畿圏、中部圏においてはマンション賃料が減少している傾向にあり、地域により格差が生まれていることが読み取れる。

（楽待不動産投資新聞より引用）