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2017年01月28日
2016年4月に、一般向けの新電力のサービスが本格的に開始されてから1年近くが過ぎようとしています。
皆さんは、ご自宅や所有する収益物件の電力契約の見直しを行いましたか?
まちの人々の多くは、「当面は様子見」という意見をお持ちのようです。また、「面倒くさい」なんていう意見も。
新電力に切り換えることでどのくらい得するのか? それとも損するのか?
すでにいくつかの電力契約で新電力への切換えを行った、私の経験をもとにご紹介しましょう。
■電力会社ごとに異なる料金体系やサービスの特徴
自分に合った電力会社を選ぶためには、電力会社のサービスの特徴を把握する必要があります。
料金で消費者にお得感を感じてもらう戦略を取る会社や、割引料金と他のサービスとのいわゆる「セット割」を提供する会社など、サービスのバリエーションはじつにさまざまです。
●料金以外のサービス
・ガソリンの割引
・クレジットカード・電子マネーのポイント付与
などがあり、自分の生活スタイルに合わせて考える必要があります。
●まずは自分の電力使用量や電気料金を把握する
とはいえ、まずは自分の電力使用量や電気料金を把握することから始めるべきかもしれません。
一般的には、電力使用量が多いほど新電力に切り換えるメリットが多く、場合によっては新電力に切り換えることで電気料金が上がってしまうことも考えられるからです。
■一部物件の共用等とバイクガレージの電力契約を見直し
●バイクガレージ
バイクガレージの割高な電気料金への対策は、以前から模索を続けていました。
「従量電灯C(10kVA)」の内容での契約を、一般的な従量電灯B(30A)程度の契約に変更することで、毎月の電気料金が2,000円近く下がると試算したからです。
ところが、それにはブレーカーの交換が必要になります。その費用に数万円の支出が必要ということで、二の足を踏んでいました。
●アパートの共用灯
そうなれば、他の契約も見直したくなりますよね。
続いてアパートの共用灯の料金もシミュレーションしてみます。
若干の節約が期待できるということで、共用灯の契約のうちいくつかを切り替えることにしました。
毎月1万円弱の請求を受けていたマンションの共用灯は、1リットル当たりのガソリン価格が1円引きになる他の電力会社に変更しました。
これらの電力契約の切換え前後の料金をまとめてみました。
■的な見直しがムダを省く
物件Aのふたつ目の電力契約は、わずかに値上がりしてしまっていますが、全体的には料金の節約につながったといえます。
ひと月4,000円程度とそれほど大きい金額ではありませんが、それを1年貯めれば旅行にも行けますよね。
こうして定期的に経費の見直しをしてムダを省くことに努めることは、不動産賃貸業にも必要ではないでしょうか。
(マネーの達人より引用)