新潟での不動産投資・収益物件、投資用不動産のことなら日生不動産販売へ
ご購入・運用 TOPニューストピックスニューストピックス詳細
2019年04月09日
◆投資について学び、少額から慣れていくのが賢明
普通のサラリーマンがお金を貯める方法といえば、銀行や郵便局での預貯金以外では「貯蓄型保険」が一般的でした。しかし、マイナス金利の影響で貯蓄型保険商品が続々と販売休止になりました。保険でお金を貯めることができないとなると、金融商品を検討するご家庭が増えてもおかしくありません。
銀行や郵便局から、「貯まっているお金を運用しませんか?」と外貨建ての保険商品や、投資信託といった金融商品の営業を掛けられることも少なくありません。しかし、金融商品は元本保証ということはなく、リスクがあって当然の世界です。投資について学び、少しずつ慣れていくのが賢明です。
◆失敗例:多くの投資による損失を出した団塊世代
団塊の世代の多くが退職を迎え始めた2005年~2007年頃、日経平均株価は1万2000円から1万8000円と上昇し、株式市場は賑わい、貯蓄から投資へと大きく個人投資家が増加した時期でもあります。従って多くの団塊世代の人たちが定年を迎え、退職金が振り込まれた銀行から投資信託を購入していきました。
しかし、2007年のサブプライムショック、2008年のリーマンショックの影響を受け、保有している投資信託が購入時の半分以下に目減りし、投資したお金の出所も退職金なので投資金額も大きく、苦々しい思いをした人は多くいらっしゃいました。
◇失敗の理由は?
失敗の理由は一言に「勉強不足」です。投資に対する知識やリスクコントロールする術を学ばず、ただ「儲かりそう」という理由で投資していったことに挙げられます。団塊世代の多くが銀行で投資信託を購入したことで、銀行へのクレームも多かったようですが、投資の世界はあくまでも自己責任です。
マイナス金利の影響で貯蓄型保険商品が販売休止にはなれば、当然「投資」を家計に入れていくご家庭も増えていくでしょう。家計のお金を投資に回していくことは、NISAの導入といったように国自体も推奨しています。しかし、そのためには学ばなければいけないこともあります。
◆心得1:失っても困らないお金で始める
資産形成の基本は、仕事と貯蓄です。仕事でお金を稼ぎ、貯蓄をして初めて投資の種銭を持つことができます。種銭がある程度貯まったら、どれくらいのお金を運用に回せるかをしっかり考えましょう。
●半年分の生活費は手につけない
●1~2年以内に使うことが決まっているお金は使わない
●失っても困らないお金で少しずつ始める
また、資産形成のための投資では、毎月コツコツと積立投資をすることが基本スタイルです。従って、「毎月の貯蓄からいくらのお金を投資にまわせるか?」もとても大切な視点です。
◆心得2:投資を学ぶ
「投資はリスクではない。投資を学ばないことがリスクだ」という「金持ち父さん貧乏父さん」の著者、ロバート・キヨサキ氏の名言通り、投資を学ぶことで初めてリスクコントロールをすることができます。投資信託を利用しての資産形成は良いことですが、投資信託は「株・債券・不動産」といった金融商品の組み合わせであり、かつ多くの海外資産も組み込まれます。
従って、ドルやユーロといった投資信託に組み込まれている国の為替の影響も受けるため、「株・債券・不動産・為替」について学ぶことがとても大切です。
◇恐怖心と常識を持つ
「投資は怖い」。この恐怖心はとても大切です。大切なお金を失うかもしれない、という恐怖心があるからこそ、人はどうリスクコントロールしようかと学び続けることができるとも言えます。
◇経験を積んで客観的に物事を捉えるメンタルの強さを持つ
経験が浅いうちは、「お金」がからむと目先の損得に惑わされ、客観的に物事を捉えることができなくなるのも、投資の世界の怖い部分です。お尻に火がついた状態では、火傷するまで気付かないのか「人」というものです。ヤカンのように頭に血が昇り、適正な判断ができず、更に資金投入し損失が膨らんだり、塩漬けにして「見なかったことにする」という状態になったりすることが無いように、常識を持ち、客観的に物事を判断できるようになるには、実は「経験を積む」ことでしか養われません。小さな失敗と成功を繰り返すことで、少しずつメンタルが強くなり、客観的な視点で物事を判断できるようになるものです。
◆心得3:分散を心掛ける
まずは預貯金、保険、不動産(マイホーム)、金融商品というように今ある資産を分けてみましょう。次に、金融商品の部分を分散していきます。資金を1つの銘柄に集中させない。「卵を1つのかごに盛るな」というように、お金を1つの銘柄に集中させずに、投資対象の国や商品、銘柄を分散していきます。
◇時間を分散させる~ドルコスト平均法の活用~
資産形成の基本は「積立投資」です。積立投資の良い面は「時間を分散」することができる点です。金融商品の値段を絶えず変化しますので、タイミングを見て安くなったら買おう、高くなったら売ろうと思っても、実際にはなかなかできないものです。毎月1万円というように、一定額をコツコツと積み立てるように買っていくことが一番良い資産形成の方法です。
◆心得4:価値観に合った投資先を選ぶ
東日本大震災が起きた時、原発関連銘柄は大きく値下がりし、買いのチャンスとなりました。しかし、原発関連の企業の株を買い投資をするということは、原発を推進し応援することに繋がります。どんなに安くても当時の私の心は、原発銘柄に投資することに納得できませんでした。私は投資をすることで経済的にも精神的にも豊かになりたいと思います。だからこそ、自分の価値観に合った投資先を選ぶことは、投資を長続きさせる大切なポイントでもあります。欲望や目先の損得だけには捉われない自分・企業・世の中の三方よしの精神で投資をすることも大切ではないでしょうか。
◆心得5:分からないものには手を出さない
投資の世界には残念ながら少なからず「詐欺」と言われるような商品も存在します。これらの詐欺商品の特徴は「儲かりそうで仕組みが分かりにくい」ことです。また、違法でなくてもハイリスクハイリターンな商品には「儲かりそうで仕組みが分かりにくい」ものが多くなります。「何にお金を使っているのかよくわからない」というのはお金の使い方で一番やってはいけないことですね。自分が理解できて納得できるものを選択していくことが大切になります。
以上のことに注意しながら、投資と前向きに付き合うことができれば、地に足がついた資産形成をすることができ、より多くの豊かさと幸せを引き寄せることができるようになるでしょう。
(マイナビニュースより引用)