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2023年11月30日
アットホーム(株)は30日、「ユーザー動向調査 UNDER30 2023 賃貸編」の結果を公表した。過去2年以内に賃貸契約をして一人暮らしをしている全国の18~29歳の学生・社会人の男女2,013人が調査対象。調査期間は6月27日から7月3日。
現在住んでいる部屋を探した際に最後まで重視したことは何か(家賃を除く)について聞いたところ、学生・社会人とも「間取り・広さ」がトップとなった。2位は学生が「通勤・通学に便利」、社会人は「築年数」、3位は学生が「セキュリティ」、社会人が「通勤・通学に便利」。「セキュリティ」については、学生女性、社会人女性で約40%が「重視している」と回答したが、学生男性・社会人男性はそれぞれ17.4%・18.0%にとどまり、差が開く結果となった。
最後まで重視した設備については、学生・社会人のどちらも「バス・トイレ別」が突出してトップで、学生女性・社会人女性では65%を超えている。2位は、学生が「エアコン」、社会人が「洗面所独立」、3位は、学生が「収納スペースの広さ」、社会人が「エアコン」。
住まいの周辺にあると便利だと思う施設・場所についても質問。トップ3は「スーパーマーケット」「コンビニ」「ドラッグストア」の順だった。住まいの周辺にあると楽しくなると思う施設・場所では、「カフェ・喫茶店」「映画館」「カラオケ店」の順。
また同社では、今回の結果と2013年実施の同調査結果とを比較。10年間のトレンドの変化を分析した。その結果(1)現在の部屋の間取りでは、ワンルーム・1Kの割合が減り、1LDKが大幅に増加した、(2)最寄り駅までの徒歩の所要時間では、「3分以内」「5分以内」が減り「20分超」が増加、(3)設備では「インターネット・Wi-Fi」「温水洗浄便座」「浴室乾燥機」の重視度が高くなる、といった傾向が見られた。コロナ禍によるおうち時間の増加や、テレワークの普及といった働き方の変化などが背景にあるとしている。
(不動産流通研究所より引用)